ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

まちづくりアンケートのまとめはどうすれば活かされたのか?

「地域に隠されたさまざまな悩みや希望を集め、出てきた声」をまとめたのが2001年の札幌円山裏参道のまちづくりアンケートのまとめ
KJ法でガッチリまとめたものだけれど、このまとめが現実に影響を与えることはなかった。
大きく描くだけではダメなのだろうが、もっと活かしようがなかったのかな?
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「このように育っていく街」には今読み返してみても、おもしろいことが書いてあるなぁ!
普通の市民の意見をまとめていくことでこんなユニークな意見が浮かび上がってくるのがKJ法のすごいところだと思う。

見えにくい魅力ある裏参道界隈のお店や散策路を、足を使って愛情ある手作りマップにしてお店に置いてもらって、みんなにわかってもらうようにする。さらに統一感と風情がある案内板を立て、街を歩く人に親切な街づくりをする。

なんて、今まさにやろうとしていることではないか!

「ひたちワクワク未来会議」を始動!

大煙突マップ未来版に向け、いよいよ昨日始動した。
うのしまヴィラの海音(シーネ)にコアメンバーとなっていただきたいと思っている3人の方に来たいただき、一緒にランチを食べながらミーティングをした。
unoshima-villa.com

各々、自分の持ち場で確かな実践を積み重ねて来た方々。
私の提案に対して鋭いツッコミをしてくださると共に、自分の経験を語ってくださった。

みなさんの同意を得られたので、来月から「ひたちワクワク未来会議」を始動します。
毎回、テーマを決めて意見を出し合い、KJ法の花火という手法でガッチリまとめていきます。

次回は、まず「ひたちワクワク未来会議で何をやるか?」というテーマで図解を作りながら考えを深めます。
そこで作った図解が、「ひたちワクワク未来会議」の原点になるだろうと思います。
munaken.hatenablog.jp
その成果は、適宜発信していきますので、お楽しみに!
 
なお、「ひたちワクワク未来会議」を巡って私が考えていることは、以下で読めます。
munaken.hatenablog.jp

お読みいただき、主旨に賛同していただけた方はお仲間になっていただけると嬉しいです。

ポットラックフィールド岡崎さんとトークセッション

里美のポットラックフィールドの岡崎さんが茨城大学の「人と地域」研究会で「農業をやらない百姓というライフスタイルの選択」というテーマで話をするというのをFBで見かけ、「聴きたいけれど、一般参加も可能ですか?」と聞いたら、大学の先生方の研究会で一般参加は不可とのこと。
そこから以下のようなやりとりがFBメッセンジャーで続いた。

こんにちは。
今日の講座での発表はいかがでしたか?
「農業をやらない百姓というライフスタイルの選択」というテーマにとても響くものを感じました。
このテーマでのお話会をどこかでぜひまたやってください!
ポットラックフィールドで月に1回くらい、いろんな地元の方の経験やアイディアを聴く会をやってもおもしろいかもしれませんね。
トップバッターとして岡崎さんが話をしてくださるのもいいかもしれません。

こんばんは!
テーマはボクの想い先行なので先生方からは様々な指的や意見がありました。
そうですね。ボクが主催するのも何ですが一つのテーマでみんなでおしゃべりするのもいいですね。
日程アレンジしてみます。

おはようございます。
岡崎さん一人で話すのが負担であれば、私との対談という形式もおもしろいかもしれませんね。
私も農的な暮らしを志向している人間ですから。
いかがでしょうか?

ボクも宗形さんの話、お聴きしたいです。
トークセッションいいですね。

それでは、ぜひ実現させましょう!
本日私も地域エキスパート養成講座に行きますので、その際にこの件打合せましょう。

トントン拍子に話は進み、昨日岡崎さんと地域エキスパート養成講座の前に詩穂音でランチをしながら話し、ポットラックフィールドで岡崎さんと私のトークセッションをすることが決まった。
日程はまだ未定ですが、興味がある方は聴きに来てください。
 
山田ズーニーさんの「おとなの進路教室」というポッドキャストがある。
podtail.com
「まさに今、自分を生きようともがいている人の、現在進行形の悩み、問題意識、ブレイクスルーの鍵を聞く」という感じでいろんな方の話が聴け、私はなんども繰り返し聴いている。(出版社を始めたばかりの頃のミシマ社の三島さんの話も聴けます)
こんな感じのトークセッションができるといいな!

児童文学者の案内で十王町高原のまちあるき

今日は、日立市十王町高原のまちあるき。
高原を舞台とした『ぼくとあいつのラストラン』の著者、佐々木ひとみさんの案内で高原を歩く。
児童文学作家の感性で生まれ育った場所を案内していただくことでどんな風景が見えてくるか、とても楽しみです!
 
事前に『ぼくとあいつのラストラン』を読んでおこうと思って、先ほどようやく読み終えました。
しみじみと心にしみるお話でした。

ぼくとあいつのラストラン (新・童話の海)

ぼくとあいつのラストラン (新・童話の海)

「種場所」も案内してもらえるかな?
 
高原は、高原自然塾と椎名酒造がある、ということくらいしか、知らないけれど、グリーンふるさとラインから高原を抜け、十王に下ってくる道は好きで、時々ドライブします。
 
今回のまちあるきを機に高原を歩き回り走り回り、そこで得られた体感を「高原中里周遊マップ」に反映させたいな。
 
その場所を歩き走り回って身体で把握するのが私の流儀です。
札幌も、高松も、新潟も、日立も、そうやって身体で把握することから始めました。
 
思えば、高校時代も陸上部で長距離を走っていたのだけれど、長距離部員はほとんどいなかったので、ひとりで勝手に郡山の町を走っていたな。
大学時代も、広瀬川沿いをよく散歩していました。
 
町を歩き、走るというのが、私は根っから好きなのだと思います。

「どんな目的もなしに都市を歩くのだ「その都市の中に積もり積もった時間的な記憶を読むことであると同時に、これからあるかもしれない記憶を読む…。読む抜くうちに「土地の精霊」とめぐり合う…そのときこそ都市は、その読み歩く者の胸のうちに生きて息づく」(『都市の解剖学』清水徹

この文章が、マップをつくるにあたっていつも頭にあります。
 
高原も「土地の精霊」とめぐりあうまで歩きこみたいな。

書籍版『耳と聲』を図解を作りながら描こう!

今日は、月に一度の耳と聲プロジェクトのミーティングに参加するため上京する日。
このブログは、常磐線の普通グリーンで書いている。
(行きは普通グリーン、帰りは高速バスというのが定番)
 
耳と聲プロジェクトも、今年で10年目。
2014年に小冊子『耳と聲』全6冊の発行が完了した後も、月に1回は上京しているので、打合せで上京した回数は100回を超えている。
ear-voice.info

 
耳と聲プロジェクトでは、編集メンバーでKJ法の花火という手法で図解を作って描きながらプロジェクトを進めてきた。
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今年は、音読のための冊子を制作しながら、来年『耳と聲』を一冊の本にする準備を進めている。
 
今日のミーティングでは、音読の冊子に入れる事例を収集するため、私が文章を音読して日原先生に指導していただく様子を録音するのと、音読の本をみんなで図解を作りながら描こうかな?と思っていたけれど、7/2のクルミドコーヒーでの「小冊子『耳と聲』ができるまで、そして一冊の本へ」の発表に向け、書籍版『耳と聲』を描いた方がいいかもしれないな。

「考えを深める会」は1泊2日でやるのがベストかな

昨日、県北生涯学習センターで図解を作りながら考えを深める会の2回目。
前回の話し合いを振り返り、3回目のパルス討論をして、意見を出し切り、そこから多段ピックアップして24枚の元ラベルに絞り、KJ法の花火という手法でまとめた。

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パルス討論
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多段ピックアップ
ネットづくりでなかなか落ち着く配置が見つからず、かなり時間をかけた。
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実際にやってみて、ネット配置の「落ち着く配置を見つける」という感覚を伝えるのが難しいなと思った。
ここはもう少し言語化が必要かも。
 
14時に始めて17時までに図解化と衆目評価をする予定だったが、17時半頃までかけてようやく図解化の下書きまで完了して持ち帰った。
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今朝図解を完成させ、担当の方に送った。
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これに「やりたい」と「やれそう」の2つの軸で衆目評価を加え、ポイントを明らかにするところまでやろうと思っている。
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担当者の方がこの図解をうまく活用してくださることを願っている。
 
今回2回に分けて「図解を作りながら考えを深める会」をやってみて、このプログラムは1泊2日でやるのがベストなんじゃないかな?と思った。

<プログラム>
<1日目>

14:00 はじめに:このワークショップの目的
14:10 チェックイン:今回のワークショップを通じて何を得たいか?
14:20 KJ法とは?
14:40 テーマ設定:何をみんなで考えてみたいか?
15:00 パルス討論:思いや意見を出し合い、共有する
16:30 話し合いを振り返りながら、ラベルの配置を見直し、固定して、コピーする
16:50 感想の分かち合い
17:00 終了

<2日目>

9:00 はじめに:2日目の流れを説明する
9:10 チェックイン:今日のワークショップを通じて何を得たいか?
9:20 前日の図解の振り返りとラベルの追加:思いや意見を出し尽くす
9:50 多段ピックアップ:もっとも心に響くラベルを24枚程度選ぶ
10:00 図解を作りながら考えを深める:KJ法の花火という手法で
11:30 衆目評価:ポイントを明らかにする
11:40 図解発表
11:50 感想の分かち合い:あなたの中に何が起きたか?何に気づいたか?
12:00 終了

こんなプログラムを一度何かのテーマでやってみたい。

一本足の下駄の効用

昨日の朝、久しぶりに一本足の下駄を履いて近所を一周。
一本足の下駄では重心を一本足に乗せないと歩けないので、自然と姿勢が整う。
matome.naver.jp
下駄から降りると身体が変わったのを実感する。

一本足の下駄を日常履きできるよう、やっぱり早めにコトコト工房に行って、ゴムを付けてもらおう!

私の使っている一本足の下駄は、これです。
amzn.asia

5歳の息子は、今ちょうどバランス感覚が発達している時期。
息子にも買ってあげて、一緒に一本足の下駄で散歩したら楽しそう!
スキャモン曲線 - Kinder Athlete Training
amzn.asia