ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

トマティスメソッドとKJ法がつながった

小冊子『耳と聲』の書籍版の「第1章 自然体で生きるためのメソッド」を作成する準備として、『耳と聲』全6号の名から「自然体で生きるためのメソッド」というテーマに関連する文章を抜き出し、その中からピックアップして、図解化した。

その図解は、ワークスペースの壁に貼ってある。
 
マティスメソッドに出会ってから21年、トマティスメソッドを後世に伝えるための本を作るプロジェクトを開始してから14年が経つ。
その間、このメソッドを伝える日原先生の経験を後世に伝えることが自分の最大の使命だと感じて、月1回の打合せを重ねながら、小冊子『耳と聲』全6号を制作するなどしてきた。
ear-voice.info

マティスメソッドとそれを伝える日原先生にそれだけの魅力があったからこそ、続けて来られたのだと思う。
 
この図解を作ることで、ようやく「トマティスメソッドとは自分にとってどんな意味があるメソッドなのか?」が言語化でき、トマティスメソッドを「自分を見つめ導いてくれる」メソッドとして使っていく手がかりを手に入れられたように感じている。
 
マティスメソッドをわたしがなぜ必要としているか?
それは「感じられない身体」「行き詰まった身体」「虚ろな身体」にしばしば陥ってしまうからなのだ。
その状態を抜け出し、「自分のリズムで生きられる」「自在に動く身体」を手に入れ、やるべきことを楽しくやり、淡々と生きる幸せを感じられるようになることを自分は求めているのだ。
「感じられない身体」から抜け出す最初の一歩は、「ありのままの自分を受け入れる」覚悟なのだ。
「がんばりすぎず、ありのままの自分を大切にしさえすればいい」ということに気づき、その覚悟を持つことで深く息をすることができるようになり、ありのままの自分を今与えられている環境の中でもっとも活かす道が見えてくる。
 
アイデンティティを外に置いてすべてを受け入れ、今与えられている環境の中でベストなものを選択する」ための方法が私にとってのKJ法なのだ。
 
9/3に久しぶりにKJ法のワークショップの講師を務める少し前のタイミングでこの図解を作ったことにシンクロニシティを感じる。
わたしがずっと大切に取り組んできたトマティスメソッドとKJ法がここでつながったのだ。
 
ありのままの自分と今与えられている環境をすべて受け入れ、その中でその中でベストなものを選択し、自分のリズムで楽しくやることで淡々と生きることに幸せを感じられる世界が開けていく。
その道を自分の人生の中で探究していくと共に、多くの方に伝えることが自分の60代の使命なのかもしれない。