ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

人生を振り返り未来を描くための図解づくり

9/3に久しぶりにKJ法のワークショップの講師を務める。
前回やったのは、2019年の3月だから、4年ぶり。
依頼してくれたのは、2011年の西村佳哲さんのインタビューのワークショップに一緒に参加していたキクアツ。
彼女は、現在、宇都宮大学の大学院の石井研究室に所属している。
研究室の仲間と『情報生産者になる』(上野千鶴子)を読んでいて、KJ法ってなんとなくそれらしいことはやったことがあるけれど、分類とどう違うのかよくわからないよね、という話になって、じゃあ、ちゃんとしたKJ法をみんなでやってみようということになったという。
 
キクアツとオンラインで打ち合わせをして、参加者が大学院生なので、研究に役立つ内容にしようということで、KJ法を活かしてインタビューの準備と実施、まとめをやってみようということになった。
参加者同士が相互インタビューをして、その内容をラベル化してKJ法の花火図解にまとめ、発表するという流れで提案した。
しかし、インタビューに慣れていない参加者が多く、インタビューしてラベル化するところがちゃんとできるかが心配とキクアツは言う。
それよりも、私が石井さんにインタビューして、その内容を各自がラベル化して図解化し、発表するのがいいのでは?とキクアツから提案された。
石井さんの話をじっくり聴く機会があまりないので、この機会にちゃんと話を聴いてみたいというという意図もあるとのこと。
 
ということで、石井さんにインタビューしてもいいか、メッセージを送ったっところ、石井さんからは、以下の回答が来た。

KJ法の内容についてですが、以前に私にやっていただいたものが良いかと思いました。院生ということで、自ら深く探究する研究テーマ、自らとの向き合いから将来のこと、社会人も半数いますし、自分の未来を、人生の踊り場のような時間を浜通りで作って確認するということが良いかなと思います。いかがでしょう。

石井さんは、5年前の9月に日立を訪れ、「10年後の暮らしを描く」というテーマで図解を作るのをサポートしたことがある。
munaken.hatenablog.jp
その時、石井さんがやったような「自分の未来を人生の踊り場のような時間を作って確認する」という場にしたいとのこと。
確かにこのテーマの方が、KJ法の真価を発揮しやすい使い方で、参加者にとっても価値があると思い、キクアツにも確認して、このテーマで参加者が自分の人生を振り返り、未来を描く場にすることにした。

ワークショップの日まで1週間。
この期間に資料を準備すると共に、自分の人生を振り返り未来を描くための図解を私も作ろう!
そのプロセスをこのブログでも適宜紹介していきます。