ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

過去の写真から現在を眺め、その先の未来を思い描く

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このところ毎朝、Macの写真アプリで過去の今日の写真を検索し、眺めている。
私のMacには、1999年から20年分の写真が保存されている。
過去20年間の10/27の写真は、277枚。
 
札幌5年、東京5年、ひたち10年と、いつの間にかひたちで暮らしている日数が札幌と東京で暮らしていた日数と同じになり、信州で暮らしていた日数に近づいている。(信州には11年間暮らしていました)
 
過去の写真を眺めるということは、過去に視点を置いて現在を眺めるということなんじゃないかな?
過去の視点で現在を見つめ、その先の未来を思い描く。
そのための手段として、過去の今日の写真を眺めるのは、かなり有効なのでは?
 
デジカメで写真を撮り始めた1999年からの写真はMacで一覧できるけれど、それ以前の写真は紙のアルバムにある。
この写真もMacに取り込み、日付を付け、1987年に大学を卒業して以降の32年間の今日の写真を眺められるようにしたら、おもしろそう!

「向こう岸の景色」とそこに至るプロセスを共に描きたい

向こう岸に渡りたいというイメージがあるからこそ、舟をつくるための木を集められるわけでしょう。向こう岸の景色がたのしみにできると、地味な仕事のひとつひとつが、おもしろいんですよね。
糸井重里

地域エキスパート養成講座では、「向こう岸の景色」とそこに至るプロセスを参加者と講師で共に描いてみたい。
指定事業 - 茨城県県北生涯学習センターホームページ
 
来年1月から県北生涯学習センターで開講される「地域エキスパート養成講座」は、私にとっては「大煙突マップをどう次につなげていくか?」というテーマで考え、ひたちワクワク未来会議という場でやろうとしていたことの延長線上にあります。
munaken.hatenablog.jp
munaken.hatenablog.jp

効率化することで失った豊かさを取り戻す時代では

栗の渋皮煮、ようやく完成!
いったい何日かかったんだろう?
 
お金に換算すると消えてしまう充実や豊かさが手づくりにはある。
稲刈りもみんなで手植えして、日々世話し、みんなで手刈りして収穫すると、そのプロセスに生の充実や豊かさが生まれるんだよね。
 
効率を重視し、何でもアウトソーシングし、お金に換算する生き方から、自分の必要なものは手作りし、その手作りするプロセスに充実や豊かさを感じる生き方にそろそろ転換していった方が楽しく暮らせるんじゃないかな?
 
地方には、都会ほどの消費の楽しみはないけれど、作り出すための素材は豊かにある。
地方で暮らす豊かさは、消費する側から作り出す側に回ってこそ、味わえる。
 
私の場合は、阿武隈山地の山里で育ち、手植えを小学生まで経験している。手植えの時代は、親戚や近所の人がみんなで手伝ってくれて、田んぼに並んで息を揃えて植えていった。
田植えが終わると、みんなで夕ご飯を食べる。
それは、お祭りのようだった。
田植え機が導入されると、田植えは家族単位で完結する作業となった。
 
効率化することで得られた時間で私たちはいったい何をするというのだろう?
そこで失った生の充実や豊かさをもう一度取り戻すべき時代が来ているんじゃないかな。

出会っていたものと再び出会い直し、未来へとつないでいく

Macの「写真」アプリの検索窓に「10月」と入れると、過去20年間の10月の写真がリストアップされる。
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2000年頃は、札幌の円山裏参道のまちづくり活動に参加して、「街づくりCAFE」というイベントをやっていたんだ。
こんな感じの写真と短い文章でひたちの魅力を伝える絵葉書をつくるのもいいかも。
すでにやってきたこと、出会っていたものと再び出会い直し、未来へとつないでいくこと。
それが、写真を見返す意味なのかも。

ひたちは星の町

3:50。
ベランダに出て夜空を眺め、昨夜の余韻にひたる。
オリオン座がほぼ南中し、その下のうさぎ座やはと座まで見える。
空気が冷え、星空がきれいな季節になってきました。
これから冬にかけて、星空を眺めるのが楽しいんですよね。
 
ひたちには日本有数のプラネタリウムがあり、生解説で星座のお話が聴けます。
天球劇場について|日立市民科学文化財団

子どもが生まれて以来、よく行くようになり、自然と夜空を見上げることが増えました。
 
スマホの星座アプリを空にかざせば、今空に見えている星がどんな星座なのかがすぐにわかります。
便利な時代ですよね!
ちなみに、私が使っているのは「天文学3D」というアプリ。
https://www.amamoba.com/pc/astronomy-3d.html
 
海辺で夜明け前の星空を見上げ、だんだんと夜が明け、海から太陽が昇ってくるまでの時間の風景が素晴らしい!
ひたちの風景のゴールデンタイムなんじゃないかな?
 
※10/5のFBへの投稿を転載しました。

今あるものを見える化し、ワクワクする未来を現前させる

今あるものを見える化し、それを元に何ができるか、何をしたいか、最終的にはどんな場、暮らし方が生まれると自分たちが幸せかを考える。

実際の世の中は、「とっくに変わっているのに、
変わってないことにしようとする法則」
みたいなものがあって、それで、
もっとこうなればいいのにということが
うまくいかなかったりしているんだよなぁ…
 
そこをすり抜けて未来の側に進むためには、
とにかく「実際の世の中」に、モデルをつくることだ。
「ほら、こんなふうに、もう」と言えるケースをつくる。
それがひとつふたつだと、例外あつかいされるけれど、
ある程度の数が揃いはじめると、無視はできにくくなる…
 
もともと、未来というのは、
現在のなかに組み込まれているものだ。
光をあてて、よく見えるようにするだけで、
「こんなに変わってきていたのか」とわかりやすくなる。
糸井重里

地域エキスパート養成講座では、ひたちに今あるものを見える化して、ひたちのワクワクする未来を現前させることにトライしたいと思っています。
指定事業 - 茨城県県北生涯学習センターホームページ

マップとガイドブック、案内人の組み合わせでまちの魅力を伝えることを事業化したい

日立駅に向かう道を歩いていたら、見知った顔が向こうから歩いてきた。
数年前、県北生涯学習センターで担当したマップづくり講座に参加してくださり、その後も、大煙突マップやひたち里山マップ制作のためのまちあるきに参加してくださった田上さんだ。
声を掛けると、郷土博物館まで歩く途中だという。
田上さんは、車を持たずに歩く人だ。
 
ちょうど連絡を取り、地域エキスパート養成講座や高原ガイドブック制作のためのまちあるきにお誘いしようと思っていたところで偶然会えるとは!
これは、シンクロニシティ!?
 
私が今考えている、マップとガイドブックと案内人の組み合わせでまちの魅力を伝えることを事業化したいということを端的に伝えることができた。
この枠組みは、高原だけではなく、大煙突マップや日立アルプス協議会でも実践してみたいこと。
ひいては、『ひたちのまちある記』もその枠組みに移行させたいと思っていて、今週金曜日に美咲さんに会って、その話をしようと思っている。
 
ボランティアでやるのではなく、事業として自分も含め地域にお金を落とす形にすることが肝心だと思っている。
そのためにも、どういう構想でやるのか一枚の図解にまとめ、しっかりと説明できるようにしないといけない。
それが今の課題だ。