ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

2019年を描きながらKJ法を身につけるワークショップ

村上春樹さんの『村上ラヂオ』に「スーツの話」という文章がある。
その中の以下の文章をことあるごとに思い出す。

人間の実体というのはいくら年齢を重ねても、それほど変わらない…しかしそれとは逆に「べつに変わらなくてもいいや」と思っていると、不思議に人は変わっていくものだ。(p.12)

つきあいの長い友人たちを見ていて「人間の実体というのはいくら年齢を重ねても、それほど変わらない」と思うことがよくある。
忙しい人はいつでも忙しい。
自分にしても、こうなりたいと思っていてもなかなかなれないことはよくある。
それではいけないと思って、目標を立てて頑張っても、なかなか続かず、元の木阿弥となる。
 
「べつに変わらなくてもいいや」というのは、そういう自分を含めてまるごとの自分をそのまま受け入れるということなのだろう。
まるごとの自分をそのまま受け入れ、井上さんが書いているように「ここにいる自分の小さな変化に目を向けその一つひとつを大切にしながら生きていく」中で人は変わっていくという側面が大きいのだろう。
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では、目標には意味はないのか?
というと、そういうわけでもないように思う。
私はひたちに移り住んでから10年ほど畑をやっているが、何の見通しもないままその時々に作業をしても実りはそれほど得られないだろうというのは実感としてよくわかる。
 
『生きがいについて』という本で神谷美恵子さんがこう書いている。

ひとは自分が何かにむかって前進していると感じられるときにのみ、その努力や苦しみも目標への道程として、生命の感じとしてうけとめるのである。(p.27)

目標を立てそれに向かって前進しているという実感を持てるということがひとを生き生きとさせるという側面もある。
 
また『100分de名著 スピノザ エチカ』に「与えられている条件のもとで、その条件にしたがって、自分の力をうまく発揮できること」こそが自由だというような文章がある。
自分に与えられている条件を見極め、次の一歩を導くのが目標なのではないだろうか?
 
2月初旬のワークショップは、参加者が2018年の自分の10大ニュースを語ることで自分の今の思いや与えられている条件を確認することから始める。
次にその条件のもとで、その条件にしたがって自分の力をうまく発揮できる目標とはどんな目標なのかをみなでKJ法の花火という手法で考える。(ここでKJ法の花火の勘所、ラベルをグループ化して表札をつける感覚を伝える)
そして、午後から各人がKJ法の花火という手法で自らの2019年を描く図解を作り、衆目評価を加え、2019年の10の目標にまでまとめ、それをシェアすることでワークショップを終える。
 
具体的には、以下のような流れを考えている。
 
10:00 はじめに:このワークショップの目的
10:10 参加者が2018年を振り返りつつ自己紹介する
   ・名前と住んでいる場所
   ・今回のワークショップになぜ参加したか?
   ・2018年の10大ニュース(事前に考えておいてもらう)
10:30 手法とプログラムの流れの説明
10:40 「自分の活動能力を増大させる目標とは?」というテーマでみなで花火図解を作る(FBでイベントページを立ち上げ、事前に意見を出し、24のラベルにピックアップするところまでやっておく)
12:30 お昼休憩
13:30 各自KJ法の花火で2018年を描く→衆目評価→2019年の10の夢をまとめる
17:00 各自の2019年の10の夢を語る
17:20 感想のシェア
17:30 終了
18:00 希望者で懇親会
 
こんな感じのプログラムがいいかな?
と今は思っているけれど、どうだろう?