ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

全脳思考

『全脳思考』(神田昌典)を読了した。

全脳思考

全脳思考

これは、すごい本だ!
ここに紹介されている「全脳思考」のチャートは、早速2件の案件で威力を発揮した。
ひとつは、ある印刷会社のチラシ作成システムの枠組みを組み立てるために。
今日の午後に打ち合わせがあったのだが、枠組みが漠然としていて、何も準備ができていなかった。
手ぶらで打ち合わせに望むわけにはいかないと思い、日立から上野に向かう特急の中で本を見ながら、見よう見まねで、クライアントと依頼先、そして、自分の120%ハッピーな未来と現在の状態、そして、それに至るまでの過程を描いてみた。
そしたら、1時間くらいでまとめることができ、それを元に打ち合わせに望むことができた。
「これはおもしろい!」と思い、夜のトマティスメソッドのウェブサイトを描く打ち合わせでも使ってみた。
前回の打ち合わせでは、「花火」という手法を使って、このウェブサイトで何をやりたいか意見出しをした。
それを持ち帰って、図解化したものを準備していたので、まずはその内容を紹介し、どこが重要と思うかの重み付けをした。
これで、サイトの目的とどこが重要かを皆で共有できた。
それでは、このサイトを具体的に作り上げていくにはどうしたらいいかを全脳思考のチャートを使って、考えることにした。
打ち合わせに参加した人がサイトを開設したときにどうなっていれば120%ハッピーかをまず明らかにしていった。次に、このサイトが開設されることでハッピーになる人を皆で出し合い、その人がどうなっていたらハッピーなのかを考えた。
その後は、現状何がアンハッピーなのかを明らかにし、そのアンハッピーな状態を120%ハッピーにするための方策を描いていった。
具体的な人の顔を思い浮かべながら意見を出していくので、どんどん意見が出て、盛り上がっていく。
サイト開設時にこうなっていたらいいという姿も自然と描けた。
そして、それに向かってホップステップする過程も描け、スケジュールに落とすことができた。
今までにないスピード感で描け、皆もとても満足してくれた。
「これは使える!いろんなことをこれで描いてみよう!」と思った。
※全脳思考の具体的なやり方は、以下のサイトで見ることができる。まずは、見てみてほしい。
http://www.kandamasanori.com/zen-noh/