茗荷谷で「場のシンポジウム2019」に参加した後、吉祥寺に移動し、「夏葉社の10年展」を観てきた。
9月4日(水)〜8日(日)の5日間、吉祥寺の一日にて、「夏葉社の10年展」をやります。『レンブラントの帽子』の装丁原画、『本屋図鑑』の原画、『さよならのあとで』のアウトテイク、これまでつくってきたチラシなどを展示します。会期中はおりますので、しゃべりに来ていただけたら、うれしいです! pic.twitter.com/XCHnKwm0m7
— 夏葉社 (@natsuhasha) August 11, 2019
島田さんは、10年間で34冊の本を出されたんですね。
そのうち私は、今日購入した『ふたりっ子ばんざい』を入れて10冊の本を買っていました。
読み切った本は少ないのですが。
夏葉社の本は、そのたたずまいを見て、島田さんの顔を思い浮かべると、なぜか全部買いたくなります。
いただいた目録の島田さんの書かれたあとがきの文章がしみじみよかった。
本を読んでいるあいだ、人は何かについて、ずっと考えています。それはそこに書いてあることというよりも、もっと個人的なこと、あるいはうまく言葉にもできないような抽象的なこと、たとえば、どう生きていけばいいのだろうとか、どうすればもっといい世の中になるのだろう。とか、そういうことをページをめくりながら、つらつらと考えているように思います。
大きな問題にぶつかったとき、必要なのは、知恵でも、実行力でも、空気を読む力でもありません。長い間考え、取り組むということに尽きると思います。本はそういう力を与えてくれます。
いい本というのは、ほんとそういう力があります。
だから自分は本を読むんだというところの機微を素敵に言葉にしていただいた感じです。
どんどんいい本を読みたくなりました。
次の10年も、島田さんは素敵な本を出し続けてくださるに違いない。
それをリアルタイムに見守っていけるのが楽しみです。