ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

メソッドとハウツー

今、日原先生と一緒にトマティスメソッドの本(『耳と声』というタイトルになりそう)を作りつつある。
この本を作るに当たって先生が常に強調するのは、"ハウツー的な本にはしたくない"ということだ。
マティスメソッドの強みは、メソッドであること。
ハウツーには普遍性がないが、メソッドは普遍性を持っている。
メソッドだからこそ、すべてに適用できる。
マティスメソッドのおもしろさは、原理に基づいたメソッドであるという点にある。
よい声を出す条件は「リラックス」「深い呼吸」「聴き取りの姿勢」。
この3つができていれば、体の各パーツが正しく使え、背骨が振動し、自然といい声になる。
あいまいなところは、まったくない。
3/12のランチミーティングで"ハウツーではなくメソッドであるところが肝心"という部分が得心できた。


そんなことを今思い出したのは、『毎日トクしている人の秘密』(名越 康文)を読んで、この本は不安に対応するメソッドを書いた本だと感じたことによる。

毎日トクしている人の秘密

毎日トクしている人の秘密

この本、軽いタイトルで損をしていると思うが、とても深い本です。


仏教というのは、メソッドなんだと思う。
マクロビオティックもメソッドだ。
生姜健康法はハウツーかな?


この"メソッドとハウツーの違い"というのは、かなり重要だと思う。