今、日原先生と一緒にトマティスメソッドの本(『耳と声』というタイトルになりそう)を作りつつある。
この本を作るに当たって先生が常に強調するのは、"ハウツー的な本にはしたくない"ということだ。
トマティスメソッドの強みは、メソッドであること。
ハウツーには普遍性がないが、メソッドは普遍性を持っている。
メソッドだからこそ、すべてに適用できる。
トマティスメソッドのおもしろさは、原理に基づいたメソッドであるという点にある。
よい声を出す条件は「リラックス」「深い呼吸」「聴き取りの姿勢」。
この3つができていれば、体の各パーツが正しく使え、背骨が振動し、自然といい声になる。
あいまいなところは、まったくない。
3/12のランチミーティングで"ハウツーではなくメソッドであるところが肝心"という部分が得心できた。
そんなことを今思い出したのは、『毎日トクしている人の秘密』(名越 康文)を読んで、この本は不安に対応するメソッドを書いた本だと感じたことによる。
- 作者: 名越康文
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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仏教というのは、メソッドなんだと思う。
マクロビオティックもメソッドだ。
生姜健康法はハウツーかな?
この"メソッドとハウツーの違い"というのは、かなり重要だと思う。