ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

ワクワク未来会議

言葉にするというのは、前に進むために必須のこと

「ことばにならない」ことを、 そこであきらめてしまうと、 次に行きたい(あるいは生きたい)ときに、 足を掛ける場が見つからなくなっちゃう。 だから、やっぱり、あきらめずに、 「ことば」を見つけては拾っておくのだと思います。 (糸井重里) この言葉…

ひたちの魅力はベーシックな暮らしの質が高いこと

昨年の郵便局のカレンダーに『ひたち帖2013夏号』の表紙写真が採用されたことをきっかけに、昨年4月にロータリークラブで講話をさせていただきました。 その内容を文章にしたものを今さらながら載せておきます。(ロータリークラブの会報誌用に書いた文章で…

町の大切な記憶を思い出し、未来を描くマップづくり

一昨日の「第3回 大煙突マップでまちあるき」終了後、JWAYのインタビューで「このマップをどういう風に使ってほしいですか?」と聞かれたのだが、その場では自分で納得のいく回答ができなかった。 「このマップを手に行政と市民、企業がお互いの立場を離れ…

本質追求された言葉のみが人を動かすのでは?

KJ法の真価は、一見バラバラに見える意見やアイディアからその本質を浮かび上がらせること(本質追求)。 本質がくっきりと浮かび上がってくると、今の姿と未来への一歩がくっきりと見えてくる。 視覚と思考の解像度を上げるのにとても有効な手法だと思う。 …

ワクワクする10年後のひたちの姿を描くには

一昨日、ほぼ日の篠田真貴子さんがFBで紹介していた以下のメモが興味深い。 www.facebook.com ◆「例えば地域の人々に『2050年、この自治体はどうなっているか』と問うと、概ね高齢者のほうが若者より保守的な意見を言う。しかし『今は2030年。あなたは20歳の…

まずは自分の基盤となる豊かな記憶を育てることが大切

豊かな記憶を育てる。 その記憶に支えられて、地に足のついた今を自信を持って生き、ワクワクする未来へのヴィジョンが持てるのではないだろうか? まずは自分の基盤となる豊かな記憶を育てることが大切なんじゃないかな? その記憶を支えるのが「風景」なの…

対話の中から未来へのストーリーを考える時期がやってきた

最近、いろんなところで聞くのは、「ひたちにも魅力ある場所や活動はたくさんあるのだけれど、点のままでつながっていない。それをつなぐルートやストーリーがほしい」という意見だ。 この前のインパクトの方々とのミーティングでは、「KJ法を使ってその魅力…

かみね公園でも「キャスト」が「ゲスト」をもてなす公園づくりを

www.facebook.com2011年の秋、出不精の妻が珍しく「行きたい!」と言うので、東京にある京都造形芸術大学の外苑キャンパスで開催していた「ふるさとという最前線」という講座を夫婦で受講しました。 http://www.studio-l.org/10thannivasary/32/ 思えばあの…

大煙突マッププロジェクトへの想い

「自分の場所に誇りを持つ人間が好きだ」(隈研吾) 大煙突マッププロジェクトの1番の目的は、ひたちに誇りを持つ人間が一人でも増えるように、「感じ、思い、考える」機会を提供することかも。 自分の町が好きな人が多い町に自然と人は集まるのでは? まず…

私の役割は語り部

「「自分たちの戦いの物語を語り継いでくれる人」というのは組織のパフォーマンスの鍵です…個人のパフォーマンスは爆発的に向上する」(内田樹) :わかってくれる人がいるということが、大きな力になるのだと思う。 http://t.co/3KgWF0Wd6R #復興計画— 宗形…

ワクワクする現実を今ここでつくりだす

過去の記憶と将来ヴィジョンは脳の同じ場所(海馬)で作られる。 この2つは、両方とも今の自分の記憶と知識の断片を編集して作られた想像物。 石井ゆかりさんの文章で読んだこのメッセージが大きなヒントになりそう。 過去も未来も、今自分が編集して作って…

図解と現実の橋渡しが必要

歳時記の場には、個々人の”いのち”がよびさまされた”ひととき”が持ち寄られ、それが組み合わされて、日々に根ざした使える歳時記が形作られていく。 #ひたち歳時記 18年前に作ったこの図解が今も私のベースにある。 http://www.sam.hi-ho.ne.jp/mediacraft/D…

個店の力

www.facebook.com3年前の今日、初めて赤津水産に行ったのか! あんなお店が近くにあったら、暮らしが一段豊かになりますよね。 そして、そういうお店をつくるということは個人の力でできること。 個店の力って、やっぱり大きい!私にとって札幌の魅力の半分…

過去の記憶と未来のヴィジョンは同じ場所でつくられる

購読している「石井ゆかり@筋トレ」の「「記憶」と「未来」は、同じキッチンで。 1/2」で石井ゆかりさんが紹介していた以下の引用がこの2、3日ずっと頭にある。 - ヘンリー・モレゾンは、15歳の誕生日に初めて大きなてんかん発作を起こした。(中略)激し…

町の中に里山をつくる

今日は午後十王の県北生涯学習センターで「人生フルーツ」という映画を観ました。 http://life-is-fruity.com/ この映画は、自分が設計したにも関わらず、理想と大きく離れてしまったニュータウンの中に300坪の土地を買い、自宅と雑木林・キッチンガーデンを…

共楽館一帯を町のポータルミュージアムに

かつて日本有数の芝居小屋であった、国の有形文化財である共楽館。ここを向かいの斯道館と一体で文化施設として市民が活用する未来を描いてみたい。#大煙突マップ #居場所をつくる https://t.co/eG3fcAmVd0 pic.twitter.com/es3UrPsdy7— 宗形憲樹 (@munaken)…

今年は考えるを深める会の再開を

FBの「過去のこの日」を読んでいたら、3年前の今日、以下のような投稿をしていた。これまでの人生の中でもっとも真剣に時間をかけて学んだのがKJ法であり、KJ法で図解を作りながら考えを深める場を提供することがもっとも人の役に立ち、喜んでもらえるとい…

加藤哲夫さんと中野民夫さんの対話のまとめ(2011年1月)

7年前の今日、加藤哲夫さんと中野民夫さんの対話を聴くため、青春18切符常磐線仙台往復9時間の旅を今橋さんと一緒にしたのが、その後「図解を作りながら考えを深める会」を始めるきっかけとなりました。 https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php…

『ひたちのまちある記』へと続いた想い

以下は2014年の8月に書いて、ずっと下書きに眠っていた文章だ。 「他の人たちとも一緒にひたちの魅力を掘り起こし、伝えるための冊子を作りたい」という想いが、『ひたちまちある記』という形につながったのだなと思うと感慨深い。 - 昨年1年かけて、妻と二…

「感じる、思う、考える」という手順を踏むことの大切さ

考えるということは、耳を澄ますことなのかもしれない。 自分の内側に耳を澄ますこと。 自分を取り巻く世界に耳を澄ますこと。 もやもやを抱えて歩くうちに、自分の中からふっと考えが浮かんでくる。 歩くことで身体と対話し、自分をニュートラルにする。 そ…

風景は再発見される必要があるのかもしれない

7年前の朝は、水郡線で郡山の実家にお盆に帰る途中に磐城石川の猫啼温泉に泊まり、朝お散歩していました。 温泉の前の川の写真を撮ってたら、犬を連れて散歩してる人に「雑草ばかりできれいじゃないでしょ」と言われ、「ダリア園みたいなところだけがきれい…