ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

マップとガイドブック、案内人の組み合わせでまちの魅力を伝えることを事業化したい

日立駅に向かう道を歩いていたら、見知った顔が向こうから歩いてきた。
数年前、県北生涯学習センターで担当したマップづくり講座に参加してくださり、その後も、大煙突マップやひたち里山マップ制作のためのまちあるきに参加してくださった田上さんだ。
声を掛けると、郷土博物館まで歩く途中だという。
田上さんは、車を持たずに歩く人だ。
 
ちょうど連絡を取り、地域エキスパート養成講座や高原ガイドブック制作のためのまちあるきにお誘いしようと思っていたところで偶然会えるとは!
これは、シンクロニシティ!?
 
私が今考えている、マップとガイドブックと案内人の組み合わせでまちの魅力を伝えることを事業化したいということを端的に伝えることができた。
この枠組みは、高原だけではなく、大煙突マップや日立アルプス協議会でも実践してみたいこと。
ひいては、『ひたちのまちある記』もその枠組みに移行させたいと思っていて、今週金曜日に美咲さんに会って、その話をしようと思っている。
 
ボランティアでやるのではなく、事業として自分も含め地域にお金を落とす形にすることが肝心だと思っている。
そのためにも、どういう構想でやるのか一枚の図解にまとめ、しっかりと説明できるようにしないといけない。
それが今の課題だ。

大切な居場所を守る根拠と論理を

「安全や効率化を求めることで切り捨てられてしまうもの、それこそが街の居心地を支えている大切なものだ。それを大切にする根拠と論理を明らかにしたい」という問題意識は、20年前に札幌の円山裏参道でまちづくり活動をしていた頃からずっと持ち続けています。
munaken.hatenablog.jp

今、清水博さんの本を読み、場のシンポジウムや哲学カフェにも参加したのは、その根拠と論理を場の理論が与えてくれるのでは?という可能性を感じているからなんでしょうね。

地方自治体に適正規模な人員配置を

地方の未来を考える議論の前提として小熊英二さんのこの論は、読んでほしい。
www3.nhk.or.jp

地方自治体は、公務員を減らし過ぎたんですよね。
公務員が暇だというのは昔の話。
常時残業をしないと回らないというのは、異常な状態で、そんな忙しさの中で新しいことや意欲的なことなどできるはずがない。
ゆとりこそが生産性を上げるためには必要だということは、ソフトウェア開発の世界では自明なこと。

雑談こそが大切なのに、妻の働き方を見ていると雑談する余裕すらない。
note.mu

2012年に妻の職場の同僚2人がわが家に来て、妻と3人で「職場の人とどう関わったらいいか?」というテーマで「図解を作りながら考えを深める会」をやったことがあります。

その際も「人員不足のため、仕事のためのコミュニケーションすらとる余裕がないときがある」という現状が出てきました。
そして、たわいのない話や会話が関わり方のベースであり、糸口になるのに、仕事以外の話を認めない上司がいて、かえって仕事の質と能率が上がらないという意見が出たのが、印象的でした。

地方自治体は、適正な人数の人員を配置し、もっと住民と一緒に考えて施策を進めていけるような、余裕のある態勢にすることがまず大切だと思います。

風邪を無事経過させたいな

昨日、風邪がとうとう喉にきて、声が変になってきた。
風邪の漢方チャートを見返し、甘草湯をお湯で溶いて飲み、早めに寝てしまった。
http://yakan-hiko.com/files/wakabayashi/20130923/B.jpg
23時前に目が覚め、喉がイガイガして身体が冷えていたので、塩番茶でうがいし、葛根湯で身体を温める。
三年番茶を温め直し、ひたすら飲む。
お風呂に入って少しスッキリ。
でも、まだ喉と鼻、胸のあたりにモヤモヤがある。
身体を整えるため、一本足の下駄で近所をひと回り。
咳や熱に移行せずに、無事風邪を経過できるといいのだが。

Twilogで「風邪」と検索すると、有用な情報がいろいろと出てくる。
備忘録的にここに貼っておこう。




















できるまでやり続けられるかが勝負

時々、以下のページの岩田聡さんの言葉を思い出す。
www.4gamer.net

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「新しい挑戦をしようとする…最初に賛成するのは2割,反対するのも2割くらい…頑張って努力していると,残りの6割の中で,ちょっとずつ賛成派が増えていく…その人数が,全体の1/3くらいになった瞬間が臨界点で,一気にムードが変わって,残りの6割だった人がほとんど賛成派になる」(岩田聡
 
「新しい試みの多くが失敗する理由は,その2割が33%になるまでの時間がない,待てないから…待てずにあきらめてしまうんですよ。新しいことをやるには時間が要るし,どうしても重たいものを引っ張らざるをえないんですけど,そこを耐えるのがね,やっぱり大変なんです」(岩田聡
 
「だから,まずは小さな結果を見てもらうことが大事なんですよ。そうすると,「あ,本当なんだ!」って信じてくれる人が増えて,それが一定数を超えたときに,ものすごい力を生むんです」(岩田聡
 
「みんなが「ええ,それって本当?」って思うことを,誰かが「いや,未来はこうなるんだ!」って言って最後までやり切るから,その人の存在価値があるんだと思うんです」(岩田聡

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どうして、できるんですか?」という質問がある。「できるまでやるから、できるんです」が答えだ。形式を整えて「できた」ように見せかけることはできる。でもそれが本当は「できてない」ことを自分自身がいちばんよく知っている。「できるまで、やるから、できる」
糸井重里

「あきらめなかった」話というのは、こころに響きます。
ぼくらは、いつでも「希望」を手放しやすいものだから。
ああすればいい、こうすればいい、は言えなくても、
未来から見て「あきらめなかった」人間にこころからなりたいと思う。
糸井重里

「二年とか三年とか、長いといえば長いけど、実に短い。
 二年とか三年、ぐっと集中して起動したら、
 あとは曲がりなりにも走り出してくれる。
糸井重里

真に、おもしろくなったりするのは、
「もうやめようかな」と泣いたりしてからのことです。
それでもやめずに毎日続けているうちに、
おもしろいかどうかさえも、どうでもよくなります。
最初の好奇心と、最後の段階の無心を、たし算したいな。
糸井重里

できるまでやり続けられるかが勝負なんですよね。

図解002【すてきな結婚式をするために】

今まで作成してきた図解を紹介するシリーズの第2弾は、2007年に結婚式をするにあたって作成したこの図解だ。
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なかなかどんな結婚式にするか、考えがまとまらなかったのだが、この図解を二人でつくることで、コンセプトが明確になった。

手作りで、はなやかで親密な場をつくり、参加してくださる方をもてなす。
そういう場に支えられて、自分たちとその家族、親族、友達を紹介し、関係を深める。
そのために、今までの二人の歩みをスライドや小冊子という形で作品化し、皆に見てもらいながら、お話ししていただく。
それによって、二人の人生の節目としたい。

この図解をベースに結婚式を二人で作り上げ、自分たちにとって節目となる、参加者にとても喜んでいただける式を阿佐ヶ谷の馬橋稲荷神社で挙げることができた。(二次会は、高円寺のタイフーンでした)

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何かやるときに図解ができると、もうそれに則ってやればいいという状態になれるという感覚がある。
だからと言って、図解を無理やり作ればいいというものでもない。
図解ができないからには、できない理由がある。
まだ時期尚早なのかもしれない。
 
できないと思う中にできることを探し、それをやるということをやり続ける中でできないと思っていたこともいつの間にかできるようになる。
そういうことなのではないだろうか?
 
妻の実家のわきに建つ隠居家をリフォームして移り住むというのは、長年の課題だ。
この計画が進むためには、図解が一枚できる必要があるように思う。
それができないのは、なぜか?
できない中にも何かできることはないか?
この秋、「どんな家でどんな暮らしをしたいか?」というテーマで一枚図解を作るところまでいきたいな!

夢がつながり、応援できる関係が育ったら、何が生まれるか?

「町の中に里山(雑木林とキッチンガーデン)をつくる」というのは、私にとっては一生をかけてもやってみたい魅力的なテーマ。
munaken.hatenablog.jp

参加者各人の中のそんなテーマを浮かび上がらせる。
そして、そのテーマ同士がつながり、お互いを応援できる関係が育ったら、町に何が生まれるか?
そんなことを私は地域エキスパート養成講座でやってみたいのかな?

◇ ワクワクする未来から現在を眺めることで一歩踏み出せる
 http://munaken.hatenablog.jp/entry/2019/09/18/014815

◇ 思いと夢を共有し、お互いに応援し合えるような場づくりを
 http://munaken.hatenablog.jp/entry/2019/01/10/095101

◇ 未来マップは「小さな物語」の集積に
 http://munaken.hatenablog.jp/entry/2018/06/10/055304

◇ 現実を一歩前に進めるためのメディアづくり
 http://munaken.hatenablog.jp/entry/2018/05/22/055733