ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

図解001【こうして仕事にやりがいが感じられなくなっていく】

1987年にKJ法を本格的に使い始めてからもう32年が経つ。
KJ法は、私にとって対話のツールとして始まった。
そして、その可能性を追求するために、「図解を作りながら考えを深める会」を始めた。
munaken.hatenablog.jp

「図解を作りながら考えを深める会」は、なかなか再開できずにいるが、代わりに「図解を作りながら考えを深める会」のページ上でこの32年間作ってきた何百枚もの図解の一部を紹介することで、KJ法の持つ可能性の一端を感じていただきたいと思い、連載を始めることとする。
セキュリティチェックが必要です
 
1枚目の図解は、2004年8月21日に作成した「こうして仕事にやりがいが感じられなくなっていく」という図解だ。
f:id:munakata_kenken:20040821145913j:plain

2004年の夏、友人からの依頼で京都でKJ法を使ったワークショップをやることになった。
そのプリテストをやりたいということで、札幌時代に私たちがやっていた円山裏参道のまちづくり活動の研究で修士論文を書き、東京の都市計画事務所に就職していた野渕君を誘った。
彼は、用事があって来れず、代わりに会社の後輩の女の子とその友人がわが家にやって来た。(その後輩の女の子が現在の妻である)
「テーマはなんでもいいよ」と言ったら、当時二人とも仕事に行き詰まっていたようで、「こうして仕事にやりがいが感じられなくなっていく」というテーマで話をし、まとめていくこととなった。
この後、このテーマで終わってしまうのはちょっとどうかと思ったので、このテーマを反転させ、それならどうしたらいいのか、というテーマでもう一回まとめの会をやった。
彼女の友人は、それで肚が決まったらしく、辞めてもいい覚悟で職場の上司に掛け合ったところ、自分の希望の職場に移れたそうだ。
その彼が、今、私がかつて暮らしていた八ヶ岳南麓に移住しているというのは、おもしろい偶然。
彼は今、何を考え、何をやろうとしているのか、訪ねて話を聴きたいな!
と昨年から思いつつ、なかなか実現できないでいる。