ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

対話の中から未来へのストーリーを考える時期がやってきた

最近、いろんなところで聞くのは、「ひたちにも魅力ある場所や活動はたくさんあるのだけれど、点のままでつながっていない。それをつなぐルートやストーリーがほしい」という意見だ。
この前のインパクトの方々とのミーティングでは、「KJ法を使ってその魅力ある場所や活動をつなぐストーリーができないか?」という課題をいただいた。
昨日参加した共楽館シンポジウムでも、「共楽館が点のままでは弱い。共楽館の活動が時間的・空間的に広がる活動であってほしい」という意見が講師の苅谷先生や会場から出た。
ひたちで今求められているのは、いろんな場所や活動をつなぐストーリーのようだ。
 
今私が取り組んでいる大煙突マップの制作と大煙突マップを使ったまちあるきコースの考案というのは、いろんな場所や活動を空間的・時間的につなぐ試みという捉え方もできるなと思う。
 
※ブログに書いた「大煙突マッププロジェクトへの想い」をご覧ください。
 
munaken.hatenablog.jp

 
また、昨日シンポジウムを聴きながら、そういえば以前ひたちの魅力をまとめるトライをしたなということを思い出した。
吉成美里さんが2013年のさくらまつりで実施した「いいとこさくらアンケート」の回答をまとめるのをKJ法で手伝ったことがある。
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「今までは何が正しいか、正しくないかを議論し続けてきたが、これからは何が大切かを議論しあっていくべきではないか。大切なものは人それぞれ違うだろうが、その意見を出し合って、未来についてディスカッションしていくことが重要だ」(内山節)
 
以前、「日常の場ではなかなか深く考えられないテーマをみんなでKJ法の手順に従って意見を出し合い、図解を作りながら対話を深めていくことで参加者個々人の認識が変わると自ずと行動も変わっていくのではないだろうか?」という仮説を検証するため、「図解を作りながら考えを深める会」をやっていた。
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そろそろそういう会をひたちでもやって、みんなが何を大切に思い、どんな町にしていきたいのかということを語り合い、未来へのストーリーをつくっていく時が来ているように感じる。