ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

1年ぶりの札幌

札幌を離れて5年が経つが、毎年のように札幌を訪ねている。
今回は、所属していた合唱団「感透音」のコンサートを聴きに行くのが主な目的。

昼間は札幌円山付近を散歩し、夜はあれこれ屋で友達と飲むというのが、いつものパターン。
今回は、カフェ森彦のオーナー市川さんとお会いすることになった。

森彦は、札幌に引っ越した1999年に偶然見つけた、小さな古い民家を改築したカフェ。
とても居心地がよく、散歩の途中に寄っては、その時々の様子を写真に撮りためていた。

市川さんの本業はグラフィックデザイナーで、美専の講師でもある。
感透音のメンバーが美専の職員で、市川さんに「森彦が好きで、写真をたくさん撮っている人がいる」と話したところ、その写真がほしいと言われ、数百枚の写真をCDに焼いて差し上げた。
市川さんはとても喜んでくださり、贈り物までいただいた。

今回、感透音のコンサートを聴きに札幌に行くと言うことをそのメンバーから聞き、会いたいと連絡をくださった。

ひとつの作品と言ってもいいようなカフェを創り上げた方とお会いするのは、ちょっと緊張するが、とても楽しみ。

お会いするにあたり、札幌時代の写真を見返している。
写真を見るとその当時の記憶がよみがえる。

札幌円山で過ごした5年間は、とても充実した日々だった。
裏参道のまちづくりに関わったことで知り合いが増え、キャンドルストリートをやったり、まちづくりのウェブサイトを作ったり、知り合いになったライブハウスのライブの撮影をしたり。
後半は、合唱団に所属し、初めての舞台にも立った。

札幌は、郡山、信州に続く、第3の故郷といった感じ。
今回の旅は、節目の旅になりそうな予感がしている。