ひたちで小さなメディアをつくる

居心地のいい場をつくるために”小さなメディア”がどんな役割を果たすことができるか、日々の試行錯誤を綴っています。

耳と聲

ありのままの自分を受け入れる覚悟から

ひとは、どんな時に変わるのだろうか? 変わろう!変わろう!と思っても、なかなかひとは変われない。 そのあたりの機微を的確に表現したエッセイを村上春樹さんが書いている。 『村上ラヂオ』の「スーツの話」というエッセイだ。 思うんだけど、人間の実体…

アイデンティティを外に置く

今回、「KJ法とは?」というKJ法を説明する一番基本的なシートを改訂するにあたって、左上にまず置いたのが「アイデンティティを外に置く」というラベルだ。 「対話する」ためには、この「アイデンティティを外に置く」という感覚がもっとも大切だと思うから…

トマティスメソッドとKJ法がつながった

小冊子『耳と聲』の書籍版の「第1章 自然体で生きるためのメソッド」を作成する準備として、『耳と聲』全6号の名から「自然体で生きるためのメソッド」というテーマに関連する文章を抜き出し、その中からピックアップして、図解化した。 その図解は、ワー…

久しぶりに花火図解を作った

小冊子『耳と聲』と同じテーマ、構成で日原先生に改めて語り下ろしていただき、書籍版『耳と聲』を制作しようとしている。 まず『耳と聲01 自然体で生きるためのメソッド』を元に「第1章 自然体で生きるためのメソッド」の原稿を作成するため、7月に第1回…

ネットから悪意ある言葉を排除するアルゴリズムを

GENKANでよく会う大学生と話をしたら、レビューのメタメッセージを抽出する研究をしているという。 悪意を含む情報を排除する自然言語アルゴリズムを作って、ネットにビルトインしてほしい。 ネットやITはバーチャルなんかではありません。小さきものに光を…

各々が肚落ちするところからリスタート

「肚に落ちたとき自然と内側も外側も解決する」 munaken.hatenablog.jp13年目の耳と聲プロジェクトを「やっている」から「やっていく」への転換が今必要。 ear-voice.info各々が何のためにこのプロジェクトをやり、そのためには自分は何をすればいいか、肚落…

文章を深めるプロセスで認識が深まる

何気なく発した言葉が人間存在のどれぐらい深い領域から出てきたかによって決まる。そして驚くべき合致によって、その言葉はそれを聞く者の同じ領域に届く。それで、聞き手に多少の洞察力があれば、その言葉がどれほどの重みをもっているかを見極めることが…

声の力

今朝、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』という本を読んでいたら、次のような文章がありました。 同じ言葉(たとえば夫が妻に言う「愛してるよ」)でも、言い方によって、陳腐なセリフにも、特別な意味を持った言葉にもなりうる。その言い方は、何気…

日原先生のお話をテープ起こしし文章化して貯めていく

駅からの帰り、2016年1月の耳と聲打合せの録音を聴きながら帰ってきました。 打合せは、必ず各自の近況のシェアから始まるのですが、それがおもしろいのです。 この日は、音楽にとっては絶対音感ではなく相対音感が大切という話などがおもしろかった。 プロ…

1月は今までの歩みを振り返り、次の一歩を描く

5:41 水平線に上が少し白んできました。 空には三日月に寄り添う金星。 今朝も海の上に広がる星空が美しい! 2015年12月の耳と聲打合せの録音を聴きながら駅まで走ってきました。 あれから 3年が経ちましたが、やるべきことを積み残しているなぁ! 一年の計…

まずは自分を愛することから

「自分を愛せる程度にしか、他人は愛せない。」という言葉は真理だと思う。自分さえ愛せない人が、他人を愛せるはずもない。よく、あいつって自分好きだよなあなどとマイナスの意味で使われるが、自分大好き最強。先ずは自分を好きになることが全ての始まり…

書籍版『耳と聲』を図解を作りながら描こう!

今日は、月に一度の耳と聲プロジェクトのミーティングに参加するため上京する日。 このブログは、常磐線の普通グリーンで書いている。 (行きは普通グリーン、帰りは高速バスというのが定番) 耳と聲プロジェクトも、今年で10年目。 2014年に小冊子『耳と聲…

図解はプロジェクトの原点となる

8年前に耳と聲プロジェクトメンバーで作った「声の本を描く」図解。 この図解が灯台のようにいつもプロジェクトを照らし、常に立ち戻れる原点となって、小冊子『耳と聲』全6冊を発行できた。 ear-voice.info プロジェクトのキックオフ時に図解を作ることで…

耳と聲プロジェクトも10年目にしてブレイクスルーを!

www.facebook.com 8年前の今日、「声の本を描く」というテーマで編集メンバーと一緒に図解を作りながら描いたのが『耳と聲』の出発点。 その前年の6月に「トマティスのウェブサイトを描く」という図解をみんなで作って、実際にウェブサイトを立ち上げたのが…

日々の積み重ねによってのみ得られる

そうしたひとはたいてい、 だれにでもできるような 目の前にある簡単なことひとつを やり続けることができないからです。 その、やり続けられない理由は明白で、 ひとことでいえば、 未来の夢や目標に気を取られて、 目の前にある簡単なことひとつが大切にで…

ランニングもまたトマティスメソッドの”楽しい修行”

金曜日の定例10km走 53分28秒 だいぶ走力は戻ってきた。 最後の2kmがんばりすぎて、足が上がっていないことに気がつかず、信号を渡る際、段差に足を取られてすってんころりん ひじを擦りむいた。 身体を感じつつ、無理のない全力で走る。 それが当面の金曜…

日本の最良の部分というのは、身体文化の世界なんだろうな

「定価0円の本? - 塩野米松さんの『中国の職人』をみんなで読もう」 www.1101.comめっちゃおもしろいです! 日本の最良の部分は、こういう職人の世界にあると思うのだけれど、それがいま失われつつある。 この伝統は、どうしたら後世につないでいけるんで…

今年は書籍版『耳と聲』制作の準備をします

以下は4年前の今日の投稿。 www.facebook.com日原先生とは、2002年、札幌で暮らしていた頃、感透音という合唱団の立ち上げに参加した際に出会った。 その合唱団に東京から指導に来てくださっていたのが日原先生だった。 出会った時から、その指導の素晴らし…

耳と聲プロジェクトで今年やることがハッキリしました。

昨年、やりたいことの全体像を図解化し、評価を加えるところまでやったのだけれど、最終的な取捨選択までやらなかったことと日々の積み重ねができなかったことが停滞した原因。 今年は、昨日の打合せで取捨選択ができたので、あとは日々の積み重ねのみ。 今…

4/23の「耳と聲の会」は「心に届く声に出会う」場です。

講師の方々と相談し、4/23(土)の「耳と聲の会」のチラシを修正しました。 4/23の会では「心に届く声に出会う」をテーマに、あなたの伝えたい言葉を自然に相手に伝えるためのお話を実践を交えてお伝えします。「身体を正しく使えるようになると何が変わるの…

4/23(土)の「耳と聲の会」のチラシを作り直しました。

4/23(土)の「耳と聲の会」で何をやるのかわかりにくいという声がありましたので、チラシを作り直しました。 4/23 の会では「心に届く声に出会う」ということをテーマに、コミュニケーションにおける耳と声の大切さをお話しし、あなた本来の自然ですっと相…

アイデンティティを外に置く

「この「アイデンティティを外に置く」というところがトマティス博士の独創性だと思います。アイデンティティというのは、普通は自分の中に確立するものだと言われ、私もずっとそう思い続けていました。ですから、博士のこの言葉を聴いたとき、初めは何のこ…

日々の積み重ねによってのみ得られる

「日常の中で何か一つでいいから、毎日同じことを単純に繰り返してみることが大切なのだと思います。それが自分を律するということで、それができれば、ハミングを毎日続けることができますし、自分がだんだん変化していくこともわかる。小さなことを自分に…

4/23(土)日立で「耳と聲の会」を開催します。

「人間の一生は本当に短い。毎日が平和でみんなが楽しく過ごせる、そこに喜びを見出さないでどうするの? と思います。それぞれの方がやるべきことというのは、各々違っています。それを淡々とできることに平和が感じられたら幸せなのではないでしょうか? …

子育ても聴き取ることから

なぜか不機嫌な息子 昨日16時半頃、いつものように2歳8ヵ月の息子を保育園に迎えに行った。 1階の保育室の窓から遊んでいる様子を眺めていると先生が気づき、「お父さんがお迎えに来ているよ」と息子に声をかけてくれた。 私の姿に気づいた息子は、タッタ…

メソッドとハウツー

今、日原先生と一緒にトマティスメソッドの本(『耳と声』というタイトルになりそう)を作りつつある。 この本を作るに当たって先生が常に強調するのは、"ハウツー的な本にはしたくない"ということだ。 トマティスメソッドの強みは、メソッドであること。 ハ…